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3月 30, 2023
GoProラボは、GoPro愛用者にとって初期設定のままでは利用できない機能を試すための絶好の場です。事実、2020年のローンチ以来、GoProラボは上級ユーザーが実験的な応用機能にアクセスしてテストするためのベータプログラムの中心地となっています。GoProラボでは、QRコードと特別なカメラファームウェアを使用することで、新機能を利用してカスタムコマンドをGoProカメラに送信できるようになります。
GoProラボを体験するには、(無料の) GoProラボファームウェアをカメラに手動でインストールする必要があります。それにより、GoProラボを活用し、QRコードを使用および作成してカメラを制御することが可能となります。
ラボのQRコードの最も一般的な使用例は、「隠しカメラ」をセットして野生動物やペットの生態を撮影する、日の出と日の入りの自動タイムラプス撮影を行う、ダッシュカムモードで車やバイク、自転車が動いている時だけ撮影する、などです。
今月、GoProラボは新たにプログラムの過去最大のアップデートを実施し、次のような完全スクリプト対応の自動化を追加しました。
重要な点として、QRコードでのカメラトリガーは従前からラボで利用可能でしたが、今回の新たなイテレーションはこのテクノロジーを次のレベルへと引き上げます。録画の開始と停止だけでなく、新しい設定やモードのトリガー実行とも組み合わせることができるのです。
たとえば、TimeWarp (タイムワープ) 撮影をしつつ、誰かがカメラに話しかけるとリアルタイム撮影に切り替えたいという場合には、サウンドレベルが一定以上になったらTimeWarp撮影をリアルタイム撮影に切り替えるトリガーを使用します。そして、サウンドレベルが下がったら、カメラは自動的にTimeWarp撮影に戻ります。この他、高度、場所、スピードなどのセンサー取得データの登録もすべて、GoProに動作を命令する「トリガー」の実例です。
「言い換えると、これからは上記のすべてによってGoProラボのユーザーがトリガーやアクション作成者、あるいは『この条件なら、これを実行』の役目を果たし、そうした新しいイノベーションを大規模なGoProラボコミュニティと直接、共有できるようになるのです」と、GoProラボのディレクター、デビッド・ニューマンは説明します。
「これまでの (GoProラボの) トリガーは限定的でした。しかし今後はトリガーを組み合わせ、ビデオ撮影以上のアクションを開始させることができます」とニューマンは述べます。「たとえば、動きの検知で撮影を開始して高度のしきい値で停止する、移動距離に基づいてライブストリームの開始やTimeWarpからリアルタイムへの切り替えを行う、カスタムの「トリガー」を指定してアップロードする、といったことが可能になるのです」
HERO11 BlackとHERO11 Black Miniでは、これらの新機能と既存のすべてのGoProラボテクノロジーをサポートしています。
「GoProラボは長年、先進性と実験精神を持ったユーザーに対し、より大きな自由を与えることを目的としてきました」とデビッドは話します。「その主な成果が、2つの人気ユースケースであるイメージ制御の質の向上とタイムラプス撮影の時間延長とも言えます。そして今回、ラボではモーション検知やサウンドレベルなどの撮影用トリガーを強化し、目的のしきい値に達すると遠隔で撮影開始できるようになりました」
GoProラボの最新の更新内容は、この3年間の卓越した成果を物語っています。さらなる革新的な機能を求めて飽くなき成長を続けるコミュニティメンバーの精鋭の皆さんのおかげで、GoProラボは、GoProカメラで実現できる機能に触れるための中心的な場所へと急速に発展しました。そして、今回のGoProラボの最新リリースが、驚くべき機能と創造への道を開いていくと言っても過言ではありません。
GoProラボでは現在、HERO11 BlackおよびMini、HERO10 Black、HERO9 Black、MAX、HERO8 Black、HERO7 Blackがサポート対象となっています。GoProラボおよびファームウェアのインストール方法の詳細については、こちらをご確認ください。